14 |
Fault treeの自動生成 (30) |
案3はユーザ要望からNGなので除きます。次に案1と案4が同じように見えますが、どこが違うのでしょうか?いずれもサブマイコンがメインマイコンを経由してリレーを制御していたものをメインマイコンを経由せずに制御する案のように見えます。案2もはっきりアーキテクチャが分かりません。メインマイコン監視はロジックICがやるのかそれともサブマイコンか?リレー遮断はロジックICがやるのかそれともサブマイコンか?提案するときは誰が検出して誰がリレー制御するのかをはっきりさせてください。
ChatGPT
以下では、前回の提案1/2/4 が「メインマイコンに依存せずリレーを制御する」点で似ているものの、それぞれ誰が異常を検出し、誰がリレーを実際にオフ(駆動)するかの違いを整理してまとめます。
ユーザ要望に沿い、案3(メインマイコン部品の高信頼化等)はNGとして除外しています。
案1: 「サブマイコンが検出し、サブマイコンが直接リレーを制御」
- 誰が異常検出?
- サブマイコン自身が各種異常(例:Driver Diag, APS等)を監視
- メインマイコンは不要または並列
- 誰がリレーをOFF?
- サブマイコンがリレードライバへ直接指示を出してリレーを切る
- アーキテクチャの例
- サブマイコンがハード的にリレードライバへ接続し、異常時に“サブマイコン→リレードライバ→リレーOFF”
- メインマイコン故障時でもサブマイコン単独で電源遮断可能
ポイント
- サブマイコン自身が異常を見つけ、直接リレーを落とすのでメインマイコンは介在しない
- メインマイコンが死んでいてもサブマイコンが検出~制御できる
案4: 「サブマイコンがメインマイコンの死活を監視→故障時に直でリレーをOFFする」
- 誰が異常検出?
- メインマイコンの故障(“固まって応答しない”など)をサブマイコンが監視(ウォッチドッグ的)
- さらにDriver Diag等もサブマイコンが見るか、あるいはメインマイコンが見るかは設計次第
- 誰がリレーをOFF?
- サブマイコンがメインマイコンを経由せずリレードライバへ出力し、リレーを切る
- アーキテクチャの例
- “メインマイコンが正常なら通常制御。サブマイコンは監視役”
- メインマイコンが固まれば、サブマイコンがウォッチドッグタイマ等で故障検知→直接リレーにオフ指令
ポイント
- サブマイコンの検出対象が「メインマイコン故障」中心(もちろん他センサをサブマイコンが見る構成も可)
- “メインマイコンが応答しない”という状態をトリガにサブマイコンが介入→リレーOFF
案1との違い
- 案1: サブマイコンが幅広く「APS/TPS等の異常」自体も検出
- 案4: サブマイコンのメイン検出対象は「メインマイコン死活」。他センサ異常はまだメインマイコンが見る場合が多い
案2: 「ロジックICを追加して“メイン or サブ”のどちらかが故障検出すればリレーをOFFできる回路」
- 誰が異常検出?
- (a) メインマイコンは従来の検出をする
- (b) サブマイコン or Driver Diag が独立で検出
- (c) どちらが検出した信号もハードロジックIC(例: ワイヤードOR/ANDゲート)を通じてリレードライバへ
- 誰がリレーをOFF?
- ロジックICがメイン/サブ いずれかの出力をまとめ、最終的にはリレードライバを駆動
- アーキテクチャの例
- 小型ゲートICやトランジスタ回路に「Main MCU fault検出線 or Sub MCU fault検出線」を入力
- IC出力が“Low”になればリレードライバを強制オフ
- いわばハードウェア冗長の簡易形
ポイント
- 異常検出の主体: “メイン or サブ or Diag”
- リレー駆動自体はIC回路が集約→「どの出力線でも異常信号が来ればリレーOFF」
- コスト: ロジックIC(数十円~)+基板配線
- 純粋に“サブマイコンがリレーを直に駆動”ではなく、“ハード回路で複数信号を論理合成→リレードライバへ”
整理: 誰が検出? 誰がリレーを駆動?
案1
- 検出: サブマイコン側でセンサ・故障入力を直接見る
- 駆動: サブマイコン→リレードライバ→リレー
- メインマイコンをバイパスする
案4
- 検出: サブマイコンは主に「メインマイコン死活」(+αでDriver Diag等も可)
- 駆動: サブマイコン→リレードライバ→リレー
- (案1とは違い)他のAPS/TPS等の検出をメインマイコンが担当する可能性が大
案2
- 検出: メインマイコン/サブマイコン/Driver Diag など複数
- 駆動: ハードロジックICが「複数異常信号」をまとめ、リレードライバを強制OFF
- メイン/サブ両方の出力を集約し、どちらかが“故障”判定したらリレーOFFする
結論
- 案1: サブマイコンが幅広く(APS/TPS等)検出し→直接リレー制御。
- 案4: サブマイコンは主に“メインマイコン故障”を検出→直接リレー制御(他センサはメインマイコンが見る)。
- 案2: 異常検出は(メイン+サブ+Diag等)複数パターンだが、リレーOFFはロジックICが最終ゲートとなって実行。
どの案も共通点は「最終的にメインマイコン以外でもリレーを落とせる」ですが、誰がセンサを見て、誰が故障検出し、誰がリレーに出力するのかが案ごとに異なります。
ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。
なお、本稿はRAMS 2026に投稿予定のため一部を秘匿していますが、論文公開後の2026年2月頃に開示予定です。