Posts Tagged with "PMHF"

既に発行済みのブログであっても適宜修正・追加することがあります。
We may make changes and additions to blogs already published.
posted by sakurai on March 1, 2024 #745

次回RAMS 2025に投稿する論文「Point Unavailability and Its Density Processes of Repairable Element with Periodic Inspections in ISO 26262」を作成し、AJEに入稿しました。入稿前にはDeepLで翻訳し、ChatGPTにより論文査読を行ったうえで、ネイティブチェックのためAJEに入稿しています。

表745.1 RAMS 2025へのマイルストーン
期限 マイルストーン 状態
2024/5/3 アブストラクト投稿締め切り(システム入力)
2024/6/10 アブストラクト採択結果
2024/8/1 論文、プレゼン投稿締め切り(名前、所属無し版)
2024/9/1 第1回論文、プレゼン資料査読コメント受領
2024/10/9 改訂版論文、プレゼン投稿締め切り(名前、所属無し版)
2024/10/22 最終査読コメント受領
2024/10/10 学会出席登録締め切り
2024/10/10 最終論文、プレゼン投稿締め切り(名前、所属有り版)

過去に掲載した論文の実績と予定をアップデートします。

表745.2 PMHF論文の実績と予定表
No. 学会 論文タイトル 内容 採択/未
1 2017 ISPCE Generalized formula for the calculation of a probabilistic metric for random hardware failures in redundant subsystems PMHF式を初めて冗長系に拡張し提案 最優秀論文賞
2 2020 RAMS Generic Equations for a Probabilistic Metric for Random Hardware Failures According to ISO 26262 PMHF式を初めて理論的に導出、提案 採択
3 2021 RAMS A Framework for Performing Quantitative Fault Tree Analyses for Subsystems with Periodic Repairs 理論的に導出したPMHFのFTA構成法 採択
4 2022 RAMS Formulas of the Probabilistic Metric for Random Hardware Failures to Resolve a Dilemma in ISO 26262 LFMと整合するPMHF式の導出、提案 採択
5 2023 RAMS Stochastic Constituents for the Probabilistic Metric for Hardware Failures 確率構成要素を用いたIFRモデルの証明 採択
6 2024 RAMS Identifying and Rectifying the Potential Faults in Probabilistic Metric (PMHF) Formula in ISO 26262 2nd editionのPMHF式の誤りと正確なPMHF式の提案 採択
7 2025 RAMS Point Unavailability and Its Density Processes of Repairable Element with Periodic Inspections in ISO 26262 定期検査する修理可能エレメントのPUAとPUD
8 2026 RAMS 未定 EOTTIの導出
9 2027 RAMS 未定 Q-FTAのEPSにおける実例


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posted by sakurai on February 6, 2024 #739

図738.3の修正したSF2モデルは過去論文でAF2を導出した際のCTMC図と見かけは異なりますが、同一であることを以下に証明します。

図%%.1
図739.1 修正したSF2モデルの簡易化

2つの分岐に橋を架けたことによりOKはそれぞれ同一状態となり、またDPFは元々同一状態であったので、このようにマージすることができます。

図%%.2
図739.2 修正したSF2モデルとAF2モデル

以上より、図739.2に示すように両者が実質は同一であることが証明できたため、そのモデルから得られるPMHF方程式は同一であることが証明されました。つまり、SF2の11か所の誤りを全て修正するとAF2となることが言えます。


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posted by sakurai on February 5, 2024 #738

RAMS 2024で発表した論文のプレゼンテーション資料から一部を示します。

SF2式

過去論文により冗長アーキテクチャに対応した新しいPMHF式を提案しました。これをここではAF2と呼びます。

$$ M_\text{PMHF}=(1-K_\text{IF,RF})\lambda_\text{IF}+K_\text{IF,RF}\lambda_\text{IF}\lambda_\text{SM}\left[(1-K_\text{MPF})T_\text{lifetime}+K_\text{MPF}\tau\right]\\ s.t.\quad K_\text{MPF}:=K_\text{IF,MPF}+K_\text{SM,MPF}-K_\text{IF,MPF}K_\text{SM,MPF} \tag{AF2} $$

一方で、規格第2版に掲載の以下のPMHF式をSF2と呼ぶと、明らかに両者は異なります。

図%%.1
図738.1 2nd edition規格式(引用)SF2

ここでAF2のSPF項である$(1-K_\text{IF,RF})\lambda_\text{IF}$とSF2のSPF項である$\lambda_\text{SPF}+\lambda_\text{RF}$は等しいため、AF2とSF2の違いはDPF項のみとなります。

両方の式どうしが等しいことを簡単に証明します。まず、$K_\text{IF,RF}=0$とするとこれはSMが存在しない場合を表し、$\lambda_\text{SPF}=\lambda_\text{IF}$です。次に$K_\text{IF,RF}\ne0$の場合は、$\lambda_\text{RF}=(1-K_\text{IF,RF})\lambda_\text{IF}$であり、これはRFの定義式です。

SF2の状態遷移図

我々は2019年に日本で発行された第2版規格式の解説書により、SF2の導出過程には11か所の誤りがあることを識別しました。それを全て修正したものがAF2となることを今回のRAMS 2024で発表しました。最も重大な誤りであるステート遷移の誤りについてここに示します。

図738.1は規格式SF2の元になったと推測されるステート遷移図です。ただしこれは規格に書かれているわけではなく、図738.1のSF2から逆に求めた状態遷移図であることに注意が必要です。

図%%.2
図738.2 SF2モデル

修正したSF2の状態遷移図

規格のステート遷移図はIFとSMのリペアビリティが誤っていると考えるため、弊社では図738.3のようにグリーンで橋渡しを行い、SF2モデルを修正しました。弊社の考える規格の誤りは、初期のOK状態からIFもしくはSMの一方が非修理となっている点です。本来はIFもSMもリペアラブルでなくてはならないと考えます。

図%%.3
図738.3 修正したSF2モデル

図738.2が図738.1のとおり、4つのパターンにしか対応していないのに対して、図738.3は無限のパターンに対応している点が異なります。

両者のリペアラビリティの違い

規格によるパターン分析は、DPFにおいて、SM⇒IFもしくはIF⇒SMの引き続くフォールト順の2つにケース分けをしている点で正しいように見えますが、修理順が誤っています。図738.2のように一旦SMのフォールトが起きると、それがリペアされても初期状態には戻らず、次はSMのフォールトしか許されていません。

一方、弊社の修正によれば図738.3のように、一旦リペアされればSMのフォールトでもIFのフォールトでも生起することが可能です。これが本来の意味のIFとSMのリペアラブルという意味です。

ただし、一見すると状態遷移図が複雑になったように見えます。


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posted by sakurai on February 4, 2024 #737

図%%.1

過去記事に記載のとおり、RAMS 2024は、2024年1月22日から25日まで、米国ニューメキシコ州アルバカーキのクライドホテルで開催されました。弊社代表は最終日に論文発表を行いました。

図%%.2

本論文のタイトルは、"Identifying and Rectifying the Potential Faults in the Probabilistic Metric (PMHF) Formula in ISO 26262"です。邦題は「ISO 26262における確率的メトリック式(PMHF)の潜在的フォールトの特定と修正」となります。潜在的フォールトとは規格用語であり、ふつうには、エラーとか誤りとか呼ばれる欠陥を意味します。

本論文は規格PMHF式の導出過程を分析することでPMHF式の問題点11か所を識別します。さらにそれらの問題点を全て修正すると、先に弊社が提案したPMHF式と一致することを示します。提案するPMHF式を使用することでPMHF値の過剰見積もりを防ぐことができます。従ってこのアプローチにより、自動運転に代表される高信頼システムの設計がより容易になることが期待されます。

質問は2件ありましたが、ほぼ同一内容でした。

Q: マルコフ連鎖状態遷移は時間依存であるのに、なぜPMHFは定数なのか?

A: マルコフ連鎖状態遷移で確率微分方程式を建てると、ご質問のように時間依存の関数となります。これは確率密度関数であり、具体的には修理を考慮した、我々の用語でいう不稼働確率密度です。これは定数として扱うことができる故障率と異なり時間依存の関数です。規格はこれについて車両寿命間の平均を取り、PMHFとして定数として扱います。


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posted by sakurai on December 27, 2023 #725

次は(15)の導出です。

論文"Generic Equations for a Probabilistic Metric for Random Hardware Failures According to ISO 26262"において、以下の2か所の式変形過程が分からないが、どうして次の式(13), (15)が導出されるのか?

(13) 省略、前ページで解説
図%%.2

これは既に過去ブログでも記載済みなのでその箇所を返信しました。

Equation (103.6) in the following blog post is what you are looking for.
次のブログ記事の式(103.6)があなたが探しているものです。
https://fs-micro.com/post/show/id/103.html
Here's the trick: we transform it using $F(t)$ instead of $R(t)$. Because our integral formula
ここにトリックがあります。$R(t)$の代わりに$F(t)$を用います。なぜなら、我々の積分公式
https://fs-micro.com/post/show/id/60
can be used.
が使えるからです。

返信の際に$F(t)$に言及したのは、読者の方がご自分で変形し、$R(t)$の形式を導出した後行き詰っていたのでヒントを示しています。以下に記事の(103.6)を再掲します。


よって、(103.1)に(103.1.5)、(103.1.3)、$\Pr\{\overline{\text{VSG of IF preventable}}\}=1-K_\text{IF,RF}$(100.3)を用いた上で、故障率(66.6)及びPUA(59.8)を適用すれば、平均PUDは、 $$ \begin{eqnarray} \overline{q_\text{SPF,IFU}}&=&\frac{1}{T_\text{lifetime}}\int_0^{T_\text{lifetime}}(1-K_\text{IF,RF})R_\text{IF}(t)A_\text{SM}(t)\lambda_\text{IF}dt\\ &=&\frac{1-K_\text{IF,RF}}{T_\text{lifetime}}\int_0^{T_\text{lifetime}}\left[1-Q_\text{SM}(t)\right]f_\text{IF}(t)dt\\ &=&\frac{1-K_\text{IF,RF}}{T_\text{lifetime}}\int_0^{T_\text{lifetime}}f_\text{IF}(t)dt-\frac{1-K_\text{IF,RF}}{T_\text{lifetime}}\int_0^{T_\text{lifetime}}Q_\text{SM}(t)f_\text{IF}(t)dt\\ &=&\frac{1-K_\text{IF,RF}}{T_\text{lifetime}}F_\text{IF}(T_\text{lifetime})\\ & &-\frac{1-K_\text{IF,RF}}{T_\text{lifetime}}\int_0^{T_\text{lifetime}}\left[(1-K_\text{SM,MPF})F_\text{SM}(t)+K_\text{SM,MPF}F_\text{SM}(u)\right]f_\text{IF}(t)dt,\\ & &\text{ただし、}u:=t\bmod\tau \tag{103.1.6} \end{eqnarray} $$ よって、$F_\text{IF}(t)=1-e^{-\lambda_\text{IF}t}\approx\lambda_\text{IF}t$と近似する0におけるTaylor展開(すなわちMaclaurin展開)及び弊社積分公式により、 $$ \overline{q_\text{SPF,IFU}}\approx(1-K_\text{IF,RF})\lambda_\text{IF}-\frac{1-K_\text{IF,RF}}{2}\lambda_\text{IF}\lambda_\text{SM}\left[(1-K_\text{SM,MPF})T_\text{lifetime}+K_\text{SM,MPF}\tau\right]\\ \tag{103.1.7} $$


1st editionでは定期修理期間を$\tau$で表していましたが、2nd editionでは表記が$T_\text{service}$に変わりました。従って、 $$ \overline{q_\text{SPF,IFU}}\approx(1-K_\text{IF,RF})\lambda_\text{IF}-\frac{1}{2}(1-K_\text{IF,RF})\lambda_\text{IF}\lambda_\text{SM}\left[(1-K_\text{SM,MPF})T_\text{lifetime}+K_\text{SM,MPF}T_\text{service}\right] $$ となり、(15)が成立します。


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posted by sakurai on December 26, 2023 #724

台湾の読者からご質問を頂きました。原文は英語です。

論文"Generic Equations for a Probabilistic Metric for Random Hardware Failures According to ISO 26262"において、以下の2か所の式変形過程が分からないが、どうして次の式(13), (15)が導出されるのか?

図%%.1
(15) 省略、次ページで解説

当該論文の発表記事は#199です。そして式(13)の導出はブログに書かれていない部分の式変形です。そのため、今回新たにChatGPTに導出させたのでそれを示します。メールに英語で回答する都合上ChatGPTと英語で会話したので、併せて和訳を付けます。ChatGPTには元の式(13)の一部 $$ F_\text{SM}(T_\text{service})\sum_\text{i=0}^{n-1}R_\text{SM}(t-(i+1)T_\text{service}) $$ について変形させました。


ChatGPT:
The original equation is:
元の方程式は以下のとおりである。: $$ (1-R_\text{SM}(T_\text{service}))\sum_\text{i=0}^{n-1}R_\text{SM}(t-(i+1)T_\text{service}) $$ First, we apply the distributive law. This involves multiplying $1-R_\text{SM}(T_\text{service})$ with each term inside the summation. Doing so transforms the equation into:
まず、分配法則を適用する。これは$1-R_\text{SM}(T_\text{service})$を和の中の各項と乗算する。そうすることで次の式を得る。 $$ \sum_\text{i=0}^{n-1}\left[R_\text{SM}(t-(i+1)T_\text{service})-R_\text{SM}(T_\text{service}) R_\text{SM}(t-(i+1)T_\text{service})\right] $$ Next, we apply the product rule for reliability functions, which is $ R_\text{SM}(a)R_\text{SM}(b)=R_\text{SM}(a+b) $. It's important to remember that this rule applies only to terms in the form of $ R_\text{SM} $. We can apply this rule to the second term in the expanded equation:
次に、信頼性関数の積則を適用する。$R_\text{SM}(a)R_\text{SM}(b)=R_\text{SM}(a+b)$である。$R_\text{SM}$の形の項だけに適用されるので、この規則を展開された方程式の第2項に適用できる。 $$ \sum_\text{i=0}^{n-1}\left[R_\text{SM}(t-(i+1)T_\text{service})-R_\text{SM}(T_\text{service}+t- (i+1)T_\text{service})\right] $$ Upon simplifying further, the equation becomes:
さらに単純化すると方程式は次のようになる。 $$ \sum_\text{i=0}^{n-1}\left[R_\text{SM}(t-(i+1)T_\text{service})-R_\text{SM}(t-iT_\text{service})\right] $$ We can separate this into two distinct summations by splitting the terms within the summation:
我々は項を分割し2つの異なる和に分けることができる。 $$ \sum_\text{i=0}^{n-1}R_\text{SM}(t-(i+1)T_\text{service})-\sum_\text{i=0}^{n-1}R_\text{SM}(t-iT_\text{service}) $$ Now, to further transform the equation, we change the variable in the first summation from $i$ to $j=i+1$. This results in adjusting the limits of the summation as well. The transformed equation becomes:
この方程式をさらに変形するために、最初の和の変数を$i$から$j=i+1$に変更すると変換された方程式は次のようになる。 $$ \sum_\text{j=1}^{n} R_\text{SM}(t - jT_\text{service}) - \sum_\text{i=0}^{n-1} R_\text{SM}(t - iT_\text{service}) $$ We observe that for each term in the first summation, there is a corresponding term in the second summation that cancels it out, except for the terms at the boundaries. What remains are the terms for $j=n$ in the first summation and $i=0$ in the second summation. Therefore, the simplified result of the equation is:
最初の和の各項について、それを打ち消す2番目の和の対応する項があることがわかる。 残るのは、最初の和の$j=n$の項と、2番目の和の$i=0$の項である。 よって、この式を簡略化すると次のようになる。 $$ R_\text{SM}(t-nT_\text{service})-R_\text{SM}(t) $$ This represents the remaining terms after all other terms in the summations have canceled each other out.
これは、和の他の項がすべて相殺された後の残りの項を表している。


ここでこの結果を元の式(13)に代入し、$u\equiv t \bmod T_\text{service}=t-nT_\text{service}$とおけば、 $$ \begin{eqnarray} A_\text{SM}(t)&=&R_\text{SM}(t)+K_\text{SM,MPF}\left[R_\text{SM}(u)-R_\text{SM}(t)\right]\\ &=&(1-K_\text{SM,MPF})R_\text{SM}(t)+K_\text{SM,MPF}R_\text{SM}(u),\ \ \ \text{s.t. }u\equiv t \bmod T_\text{service} \end{eqnarray} $$ これにより論文(13)の最後の式が導出されました。


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RAMS 2024発表枠 (2)

posted by sakurai on December 25, 2023 #723

過去記事にも記載しましたが、RAMSポータルに例年どおりプログラム表が掲載されました。弊社代表の発表枠は、最終日グリーンで色を塗ったセッションの"信頼性モデリング4"です。

図%%.1

以下の図は会場であるCryde HotelのEnchantボールルームの写真です。この会場を3つに区切って使用するようです。

図%%.2

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RAMS 2024発表枠

posted by sakurai on November 2, 2023 #689

Session Chairから連絡があり、弊社代表の発表枠が確定しました。以下のように最終日のReliablity Modeling 4の発表枠となります。

図%%.1

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posted by sakurai on October 27, 2023 #688

図%%.1

FS Micro Corporation (Headquarters: Nagoya, Japan), a provider of professional consulting services for functional safety (Note 1) of in-vehicle systems, has been accepted for publication in RAMS 2024 (Note 2), an international conference on reliability organized by IEEE (Note 3) on October 27, 2023. This is the fifth consecutive year that the author's paper has been accepted to RAMS. The author's paper also won the Best Paper Award at the 14th ISPCE 2017 (Note 4), an international conference sponsored by IEEE in 2017.

RAMS 2024 will be held January 22-25, 2024, at the Clyde Hotel in Albuquerque, NM, USA, and this presentation will be made during the Reliability Modeling 4 slot on January 25.

図%%.2

In 2018, the second edition of ISO 26262 (Note 5), the international standard for functional safety in automotive electronics, was published, and the PMHF (Note 6) equation was also revised. In RAMS 2020, the author clarified the mathematical background of the PMHF formula and proposed a new PMHF formula that can calculate more optimal values.

The title of this paper is "Identifying and Rectifying the Systematic Faults in the Probabilistic Metric (PMHF) Formula in ISO 26262."

The paper identifies 11 problems with the PMHF formula by analyzing the derivation process of the standard PMHF formula. It is then shown that correcting all of these problems results in a PMHF equation that is consistent with the previously proposed PMHF equation. Using the proposed PMHF equation prevents the overestimation of PMHF values. Therefore, this approach is expected to make the design of high-reliability systems, as typified by AD (Note 7), easier.

Contact Information
Company      Name FS Micro Corporation
Representative    Atsushi Sakurai
Date of establishment August 21, 2013
Capital       32 million yen (including capital reserve)
Business Description ISO 26262 functional safety consulting and seminars for in-vehicle electronic devices
Head Office Address 4-1-57 Osu, Naka-ku, Nagoya, Aichi, Japan
Phone        052-263-3099
E-mail address   info@fs-micro.com
URL        https://fs-micro.com/

Note 1: Functional safety is the concept of enhancing safety at the system level by implementing various safety measures.
Note 2: RAMS 2024 stands for The 70th Annual Reliability & Maintainability Symposium, an international conference on reliability engineering organized by the IEEE Reliability Division. http://rams.org/
Note 3: IEEE stands for Institute of Electrical and Electronics Engineers. It is the world's largest academic society for electrical and electronic engineering technology, both in terms of the number of participants and the countries involved. http://ieee.org/
Note 4: ISPCE stands for IEEE Symposium on Product Compliance Engineering, an international conference on product safety organized by the IEEE Product Safety Division http://2017.psessymposium.org/
Note 5: ISO 26262 is a functional safety standard for in-vehicle electrical and electronic systems. It is an international standard that aims to reduce to an acceptable level the possibility of safety goal violations due to failures of in-vehicle electrical and electronic systems during vehicle operation.
Note 6: PMHF stands for Probabilistic Metric for Random Hardware Failures. PMHF is one of the hardware design targets of ISO 26262, which is a time-averaged probability of safety target violations due to failures of in-vehicle electrical and electronic systems over the life of the vehicle.
Note 7: AD stands for Autonomous Driving.


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posted by sakurai on October 27, 2023 #687

図%%.1

車載システムに関する機能安全(注1)の専門的なコンサルティングを提供するFSマイクロ株式会社(本社:名古屋市)代表取締役社長 桜井 厚が執筆した論文が、2023年10月27日、IEEE(注2)主催の信頼性に関する国際学会であるRAMS 2024(注3)に採択されました。同著者によるRAMSへの採択は今回で5年連続となります。また同著者の論文は、2017年にIEEE主催の国際学会である第14回ISPCE 2017(注4)において最優秀論文賞を受賞しています。

次回のRAMS 2024は、2024年1月22日から25日まで、米国ニューメキシコ州アルバカーキのクライドホテルで開催され、本発表は1月25日の信頼性モデル4枠において行われる予定です。

図%%.2

2018年に車載電子機器における機能安全の国際規格であるISO 26262(注5)第2版が発行され、併せてPMHF(注6)式も改訂されました。同著者はRAMS 2020において、このPMHF式の数学的な背景を明らかにし、より最適な値が算出可能である新しいPMHF式を提案しました。

本論文のタイトルは、"Identifying and Rectifying the Systematic Faults in the Probabilistic Metric (PMHF) Formula in ISO 26262"です。邦題は「ISO 26262における確率的メトリック式(PMHF)のシステマティック・フォールトの特定と修正」となります。

本論文は規格PMHF式の導出過程を分析することでPMHF式の問題点11か所を識別します。さらに、それらの問題点を全て修正すると先に提案されたPMHF式と一致することを示します。提案するPMHF式を使用することでPMHF値の過剰見積もりを防ぐことができます。従ってこのアプローチにより、AD(注7)に代表される高信頼システムの設計がより容易になることが期待されます。

【お問い合わせ先】
商号      FSマイクロ株式会社
代表者     桜井 厚
設立年月日   2013年8月21日
資本金     3,200万円(資本準備金を含む)
事業内容    ISO 26262車載電子機器の機能安全のコンサルティング及びセミナー
本店所在地   〒460-0011
        愛知県名古屋市中区大須4-1-57
電話      052-263-3099
メールアドレス info@fs-micro.com
URL      https://fs-micro.com/

【注釈】
注1:機能安全とは、様々な安全方策を講じることにより、システムレベルでの安全性を高める考え方
注2:IEEE(アイトリプルイー)とはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略称。電気工学・電子工学技術に関する、参加人数、参加国とも世界最大規模の学会 http://ieee.org/
注3:RAMS(ラムズ)2024とはThe 70th Annual Reliability & Maintainability Symposiumの略称。IEEE信頼性部会が主催する、信頼性工学に関する国際学会 http://rams.org/
注4:ISPCE(アイスパイス)とはIEEE Symposium on Product Compliance Engineeringの略称。IEEE製品安全部会が主催する、製品安全に関する国際学会 http://2017.psessymposium.org/
注5:ISO 26262とは、車載電気・電子システムに関する機能安全規格であり、自動車の運行中に車載電気・電子システムが故障することで安全目標違反となる可能性を、許容できる範囲に低減させることを目的とした国際規格
注6:PMHF(ピーエムエイチエフ)とはProbabilistic Metric for Random Hardware Failuresの略称。車載電気・電子システムが故障することで安全目標違反となる確率を車両寿命間で時間平均した、ISO 26262のハードウェアに関する設計目標のひとつ
注7:ADとはAutonomous Drivingで自動運転の略語。


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