Article #954

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Pongと強化学習 (84)

posted by sakurai on February 25, 2025 #954

comm.send_trigger(device)は実際にはどのようなコードとなるか深掘りしてみます。


comm.send_trigger(device)関数を実装する際には、具体的にどのような通信手段を使うかによって異なりますが、一般的にはシリアル通信を想定するケースが多いです。ここでは、Pythonでシリアルポートを使用してFPGAにトリガー信号を送信する例を示します。

シリアル通信を用いたトリガー信号の送信

シリアル通信を使用する場合、Pythonのserialライブラリを利用して、特定のコマンドや信号をFPGAに送信します。以下はその実装例です。

    import serial
    
    def send_trigger(device):
        # デバイスが接続されていることを確認
        if not device.is_connected():
            device.connect()
    
        # FPGAにトリガー信号として特定のコマンドを送信する
        # ここではシンプルに 'T' という文字をトリガーとして送る例を示す
        command = 'T'
        device.connection.write(command.encode())
    
    # Deviceクラスの定義は前述の通り
    device = Device(port='COM3', baudrate=115200, timeout=1)
    device.connect()
    
    # トリガーを送信
    send_trigger(device)
    
    # 通信を終了
    device.disconnect()

実装のポイント

  1. エンコーディング: Pythonからシリアルポートを介してデータを送信する場合、文字列をバイト列にエンコードする必要があります。上の例では、command.encode()を使用しています。
  2. コマンドの定義: トリガー信号としてどのようなデータ(コマンド)を送るかは、FPGAの設計に依存します。この例では単純な'T'文字を使用していますが、実際にはより複雑なプロトコルが必要になる場合があります。
  3. デバイスの接続状態管理: device.is_connected()を使ってデバイスの接続状態を確認し、必要に応じて再接続を行うロジックが含まれています。これは、安定した通信を確保するために重要です。

このコードは、FPGAとの通信においてトリガー信号を送るための基本的なフレームワークを提供しますが、実際の使用にはFPGAの設計仕様に合わせた調整が必要になります。


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