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Cmod A7の利用 (7) |
レベルダイアグラム
アナログ回路では用いられる概念でレベルダイアグラムという概念があります。回路の各部分でどれだけのダイナミックレインジがあるかを示す図です。ここではアナログ入力についてダイナミックレインジを調べておきます。
VR角度[°] | XADC入力電圧[V] | XADC出力 |
---|---|---|
0 | 0.2 | 820 |
300 | 0.94 | 3,852 |
使用VR角度[°] | 変換器出力 | 画面可動域[pix] |
---|---|---|
105 | 1598 | 44 |
195 | 2498 | 186 |
- VR回転角は0~300°
- XADC入力は0~1.0Vであるが可変抵抗器出力のため、0.2~0.94V
- XADCの変換後の出力はおよそ820~3852
- 使用VR回転角は中心150°±45°=105~195°⇒調整により変更予定
- 変換回路の出力は1598~2498⇒調整により変更予定
- 画面の可動域(y座標)は44~186
読み出しシーケンス
読み出しだけなのでデータバスdi_in及びdwe_in入力は0とします。またアドレスはPin 15に対応するChannel 4(0x14)とし、den_inを1サイクルだけアサートします。すると変換データが準備されデータバスdo_outに出力されるので、それを読み込みます。この回路では変換終了信号eoc_outをden_inに接続しているため、連続的に変換が実行されます。
eoc_outをden_inに接続することにより、特に複雑なシーケンサを組まなくても連続的にADCが実行できるようです。