Posts Tagged with "ISO 26262"

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10月の検索結果

posted by sakurai on November 4, 2025 #1042

弊社コンテンツの10月の検索結果です。

表1042.1 上昇率上位のページ(前月との比較)
タイトル クリック数
SPFM, LFM, PMHFの計算法の例 +7
PMHFの意味 +7
故障率 +6

表1042.2 パフォーマンス上位のページ
タイトル クリック数
機能安全用語集 66
1st Editionと2nd Editionとの相違点 (Part 10) 64
SPFM, LFM, PMHFの計算法の例 43

表1042.3 上昇率上位のクエリ
クエリ クリック数
SPFM +7
機能安全 デコンポジション +5
デコンポジションとは +3

表1042.4 パフォーマンス上位のクエリ
クエリ クリック数
FTTI 34
PMHF 20
SPFM 15


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posted by sakurai on October 30, 2025 #1041

図%%.1

On October 30, 2025, FS Micro Corporation※1, a provider of ISO 26262※2 consulting, announced that a paper authored by its President and CEO, Atsushi Sakurai, was accepted to RAMS 2026※3, a global conference organized by the IEEE※4 Reliability Society.

This marks Sakurai’s seventh consecutive acceptance at RAMS since 2020. The paper is scheduled to be presented at RAMS 2026 in Florida, USA, in January 2026, and has also been named a finalist for the Best Paper Award.

図%%.2

Beginning with an acceptance at an IEEE conference in 2017, Sakurai proposed a higher-accuracy PMHF※5 formulation at RAMS 2020 and has since continued contributions, including proposals to correct issues in the published formulae.

In the RAMS 2026 paper, an LLM※6 is used to automatically generate a fault tree※7 from a system block diagram. The method then analyzes, with an LLM, each component’s contribution to PMHF computed via FTA※8, thereby identifying and improving architectural weaknesses.

The proposed approach not only reduces engineering effort through automation but also contributes to improved system-level reliability in automotive electronics. Based on this research, ADAS※9 and autonomous-driving applications can achieve higher analysis efficiency and more optimized system design.

図%%.1

Notes
※1 FS Micro Corporation. Head Office: Nagoya. President and CEO: Atsushi Sakurai. Consulting for functional safety of automotive electronic systems. https://fs-micro.com/
※2 ISO 26262. International standard for functional safety of road-vehicle electric and electronic systems. Its goal is to reduce the risk of hazardous events during vehicle operation to an acceptable level.
※3 RAMS, Reliability and Maintainability Symposium. International conference on reliability engineering organized by the IEEE Reliability Society and partners. The 72nd symposium will be held in Florida, USA, in 2026. https://rams.org/
※4 IEEE, Institute of Electrical and Electronics Engineers. One of the world’s largest professional organizations advancing technology. https://ieee.org/
※5 PMHF, Probabilistic Metric for Random Hardware Failures. Time-average probability of dangerous failures from random hardware faults, used as a hardware design target in ISO 26262.
※6 LLM, Large Language Model. AI models trained on large text corpora for natural-language understanding and generation.
※7 Fault Tree. Logical tree representing causal pathways of system failures, useful for revealing structural vulnerabilities.
※8 FTA, Fault Tree Analysis. Systematic reliability analysis based on a fault tree, used to derive minimal cut sets and contribution measures for design improvement.
※9 ADAS, Advanced Driver Assistance Systems. Driver-assistance functions such as ACC adaptive cruise control, AEB automatic emergency braking, LKA lane keeping assist, a domain with stringent safety requirements.


Contact
Company: FS Micro Corporation
Representative: Atsushi Sakurai
Established: August 21, 2013
Capital: JPY 32,000,000 (including capital reserve)
Business: Consulting and seminars on functional safety for ISO 26262 automotive electronic systems
Email: info@fs-micro.com
URL: https://fs-micro.com/


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posted by sakurai on October 30, 2025 #1040

図%%.1

2025年10月30日、ISO 26262※1のコンサルティングを提供するFSマイクロ株式会社※2は、代表取締役 桜井 厚の論文が、IEEE※3信頼性部会が主催する国際会議RAMS 2026※4に採択されたことを発表しました。

桜井の論文がRAMSに採択されるのは、2020年から今回で7年連続となります。この論文は2026年1月に米国フロリダ州で開催されるRAMS 2026において発表予定であり、最優秀論文候補にも指名されています。

図%%.2

桜井は2017年のIEEEでの論文採択に始まり、RAMS 2020ではより高精度なPMHF※5式を提案し、また、規格式自体の改善提案などを含め、ISO 26262に関する貢献を積み重ねてきました。

今回のRAMS 2026の論文では、LLM※6でシステムのブロック図からフォールトツリー※7を自動生成します。さらに、FTA※8で算出したPMHFへの寄与をLLMで解析し、アーキテクチャの弱点を特定し改善する手法を提案しています。

提案手法は自動化による省力化だけでなく、車載システム全体の信頼性向上にも寄与します。本研究により、ADAS※9や自動運転などのセーフティクリティカルな応用において、解析効率の向上と設計の最適化が図られます。

図%%.1

【注釈】
※1:ISO 26262:車載電気電子システムの機能安全に関する国際規格。運転中に生じ得る危険事象のリスクを許容水準まで低減することを目的とする。
※2:FSマイクロ株式会社(本社:名古屋市。代表取締役:桜井 厚):車載システムの機能安全に関するコンサルティングを提供。https://fs-micro.com/
※3:IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、電気電子技術者協会):技術の進歩を推進する世界最大級の専門技術者組織。https://ieee.org/
※4:RAMS(the Reliability and Maintainability Symposium):IEEE信頼性部会などが主催する信頼性工学の国際会議。第72回は2026年に米国フロリダ州で開催予定。
※5:PMHF(Probabilistic Metric for Random Hardware Failures):ランダムハードウェア故障に起因する危険側故障の時間平均確率を表す指標。ISO 26262でハードウェア設計目標として用いられる。https://rams.org/
※6:LLM(Large Language Model):ChatGPTに代表される大規模言語モデル。大量データ学習により自然言語の理解と生成を行うAI技術。
※7:フォールトツリー(Fault Tree):システム故障の原因を論理的に表現する木構造。イベントを論理ゲートで接続することでシステムの脆弱性の把握に役立つ。
※8:FTA(Fault Tree Analysis):フォールトツリーに基づく体系的な信頼性解析手法。最小カット集合の抽出や寄与度評価などを通じて設計改善点を導出する。
※9:ADAS(Advanced Driver Assistance Systems):自動車の運転支援機能群。例:ACC(適応型クルーズコントロール)、AEB(自動緊急ブレーキ)、LKA(車線維持支援)など。安全関連要求が高い領域に属する。


【お問い合わせ先】
会社名     FSマイクロ株式会社
代表者     桜井 厚
設立年月日   2013年8月21日
資本金     3,200万円(資本準備金を含む)
事業内容    ISO 26262車載電子機器の機能安全のコンサルティングおよびセミナー
メールアドレス info@fs-micro.com
URL      https://fs-micro.com/


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9月の検索結果

posted by sakurai on October 13, 2025 #1034

弊社コンテンツの9月の検索結果です。

表1034.1 上昇率上位のページ(前月との比較)
タイトル クリック数
1st Editionと2nd Editionとの相違点 (Part 10) +62
機能安全用語集 +23
ISO 26262での独立の考え方 +21

表1034.2 パフォーマンス上位のページ
タイトル クリック数
1st Editionと2nd Editionとの相違点 (Part 10) 83
機能安全用語集 68
ISO 26262での独立の考え方 51

表1034.3 上昇率上位のクエリ
クエリ クリック数
FTTI +29
PMHF +12
従属故障 +9

表1034.4 パフォーマンス上位のクエリ
クエリ クリック数
FTTI 38
PMHF 19
従属故障 10


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posted by sakurai on October 10, 2025 #1033

10/1に最終的に査読に対応した、所属と氏名有りの論文をシステムに登録しました。あとは審査結果を待つのみです。例年だと10月末頃に採択発表がある予定です。

表1033.1 RAMS 2026へのマイルストーン
期限 マイルストーン 状態
2025/4/30 AJEにアブストラクトを修正依頼 投稿済
2025/4/30 アブストラクト(氏名、所属無し版)投稿締め切り(システム入力) 投稿済
2025/6/2
2025/5/27
アブストラクト採択結果 採択済
2025/7/31
2025/7/26
初稿論文、プレゼン投稿締め切り(氏名、所属無し版) 投稿済
2025/9/1
2025/8/24
査読コメント 受領済
2025/9/30
2025/10/1
最終論文、プレゼン投稿締め切り(氏名、所属有り版)
IEEEコピーライトフォーム提出
投稿済
2025/10/10 RAMSへの登録及び会場ホテルの予約


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posted by sakurai on August 26, 2025 #1009

初回の査読結果が返ってきました。修正はほぼ一か所だけで、本提案の名前を付けられるか?とのこと。 ChatGPTの助けも借りて、XXXという名称を付けて本提案を呼ぶことにしました。これにより、我々の提案を長いフレーズで呼ばなくても良くなりました。さらにプレゼン資料には多少追加が必要とのことで、数日中に対応予定です。

表1009.1 RAMS 2026へのマイルストーン
期限 マイルストーン 状態
2025/4/30 AJEにアブストラクトを修正依頼 投稿済
2025/4/30 アブストラクト(氏名、所属無し版)投稿締め切り(システム入力) 投稿済
2025/6/2
2025/5/27
アブストラクト採択結果 採択済
2025/7/31
2025/7/26
初稿論文、プレゼン投稿締め切り(氏名、所属無し版) 投稿済
2025/9/1
2025/8/24
査読コメント 受領済
2025/9/30 最終論文、プレゼン投稿締め切り(氏名、所属有り版)
IEEEコピーライトフォーム提出
2025/10/10 RAMSへの登録及び会場ホテルの予約


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7月の検索結果

posted by sakurai on August 6, 2025 #1005

弊社コンテンツの7月の検索結果です。

表1005.1 上昇率上位のページ(前月との比較)
タイトル クリック数
SPFM, LFM, PMHFの計算法の例 +15
FTA (5) +9
共存の基準 +9

表1005.2 パフォーマンス上位のページ
タイトル クリック数
機能安全用語集 71
1st Editionと2nd Editionとの相違点 (Part 10) 49
ASILデコンポジション 43

表1005.3 上昇率上位のクエリ
クエリ クリック数
ASIL Deconposition +6
WinCupl +4
カスケード故障 +3

表1005.4 パフォーマンス上位のクエリ
クエリ クリック数
FTTI 15
SPFM 12
PMHF 12


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posted by sakurai on July 29, 2025 #1000

安全要求、特にTSRについて業界の一部に誤解があるようなので解説します。

誤解:「安全要求(SR)は安全目標違反(VSG)を避ける目的のため、安全機構(SM)のみを仕様化する」
正解:「安全要求(SR)は安全目標違反(VSG)を避ける目的のため、意図機能(IF)及び安全機構(SM)の両方を仕様化する」

SMのみが誤りである理由を3点示します。

  1. そもそも論から言えば、ECU全体への要求であるFSR及びそのECUへの配置であるFSCと、それを分解してエレメントにTSRを配置したTSCは上位と下位で一貫していなければなりません。TSRがSMのみであればIFへの要求が抜けるため、上位と下位で一貫しなくなります。
    ※ただし安全要求が初めからSMのみを記述するものである場合、そうは言えなくなる可能性もあります。

  2. 反対にIFにSRが割り当てていないと次のような問題がおこります。定量評価において、例えばSGがASIL-Cだった場合、ECU全体としてASIL-Cで設計する必要があります。ところが安全分析において、SMのみがASIL-Cで設計されていても、肝心のIFの故障率が大きい場合には全体としてASIL-Cを満足できません
    安全分析のみIFも含めてASIL-Cで抑えると言う方法(脱法)を取る場合、要求されていない安全に関わる仕様をIFのエレメントに要請することになり、それがどこから来たものか、明文化されていないことになります。これはISO 26262の精神である要求の明文化を損なうものと言えます。

  3. 当たり前過ぎて規格から文言を探すのは却って難しいのですが、Part 5の6.4.2 e)において、TSRは意図機能を実装するハードウェアエレメントにも適用されるべきことが記されています。TSRはSMだけでなくIFにも割り当てられる必要があると明示されており、システムの信頼性を確保するためにIFの安全対策が必要であることが補強されます。

以上3点から結論として、IFにもTSRを割り当てなければならないと考えます。


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posted by sakurai on July 28, 2025 #999

ChatGPTを駆使しドラフトの作成が完了したので、AJEに提出しました。

従来はnative checkとしてAJEが修正した点はほぼ全てそのとおりに反映していましたが、今回は修正の全か所について原文と修正文をChatGPTにより評価してもらいました。その結果、元の英文をChatGPTが作成したせいもあるかもしれませんが、原文の方がおおむね良いという評価になりました。

ChatGPTのほうがISO 26262や信頼性用語に詳しく、例えば原文のtop eventをAJEはhighest eventに修正してきましたが、これはFTA用語ではtop eventであり、修正する必要はありません。

7月末までに論文ドラフト及びプレゼン資料ドラフトを作成し、投稿を完了しました。

表999.1 RAMS 2026へのマイルストーン
期限 マイルストーン 状態
2025/4/30 AJEにアブストラクトを修正依頼
2025/4/30 アブストラクト(氏名、所属無し版)投稿締め切り(システム入力)
2025/6/2
2025/5/27
アブストラクト採択結果 採択
2025/7/31
2025/7/26
初稿論文、プレゼン投稿締め切り(氏名、所属無し版)
2025/9/1 査読コメント
2025/9/30 最終論文、プレゼン投稿締め切り(氏名、所属有り版)
IEEEコピーライトフォーム提出
2025/10/10 RAMSへの登録及びホテルの予約


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6月の検索結果

posted by sakurai on July 10, 2025 #995

弊社コンテンツの6月の検索結果です。

表995.1 上昇率上位のページ(前月との比較)
タイトル クリック数
SPFM, LFM, PMHFの計算法の例 +28
レイテントフォールトのご質問 +16
故障率 +12

表995.2 パフォーマンス上位のページ
タイトル クリック数
機能安全用語集 122
ISO 26262での独立の考え方 61
ASILデコンポジション 60

表995.3 上昇率上位のクエリ
クエリ クリック数
従属故障 +6
MPFDI +4
IEC TR 62380 +3

表995.4 パフォーマンス上位のクエリ
クエリ クリック数
FTTI 23
PMHF 20
レイテントフォールトとは 18


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