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BSVにおけるコマンドバッファ制御 |
外部投稿記事において、2つのFSM(Finite State Machine)の調停を図るコマンドバッファOneStageを設計しました。このコマンドバッファもFSMであり、GameFSMからくるサウンドコマンドを一時保持し、SoundFSMがそれを引き取り当該サウンドを鳴らすというものです。実際には中間バッファは省略し、制御のみでコマンドバッファ制御を実行しています。

実はBSVはこのような調停の仕組みを自動で持っていて、bscはそれを自動生成することができます。ChatGPTの助けを借りて、これを実装します。
また、中間バッファとしてFIFOが必要かどうかも助言を受けます。以前の記事中にあるとおり、FIFOは付ければ良いというものではなく、付ければ付けるほど取りこぼしは減るもののレイテンシーが大きくなります。
さらに、取りこぼしを防ぐため、SoundFSMがbusyとなることを避ける目的から、基本的には全てのコマンドをプリエンプティブにしています。これは割り込み可能という意味で、サウンド演奏中にコマンドが入ると演奏を中断し、新たに演奏を開始するものです。