Posts Issued on September 9, 2020

posted by sakurai on September 9, 2020 #312

「ISO 26262第2版解説書」(日本規格協会)のPMHF式の続きです。

パターン2

次にパターン2=「安全機構、意図した機能の順でフォールトが発生する場合でかつ2nd SMにより検出可能となる場合」つまり修理可能部分です。解説書のパターン2を図312.1に示します。

図%%.1
図312.1 パターン1

前稿に倣えば、正しくは、 $$ \frac{1}{T_\text{lifetime}}\int_0^{T_\text{lifetime}}K_\text{IF,DPF}f_\text{IF}(t)\left(\int_0^u K_\text{SM,MPF}f_\text{SM}(t')dt'\right)dt\\ =\frac{1}{T_\text{lifetime}}\int_0^{T_\text{lifetime}}K_\text{IF,DPF}f_\text{IF}(t)K_\text{SM,MPF}F_\text{SM}(u)dt\\ \approx K_\text{IF,DPF}K_\text{SM,MPF}\cdot\frac{1}{2}\lambda_\text{IF}\lambda_\text{SM}T_\text{service}\\ =\frac{1}{2}\lambda_\text{IF,DPF}\lambda_\text{SM,DPF,det}T_\text{service} \tag{312.1} $$ これは図312.2の初版PMHF式(パターン1, 2のみ)の、DPFにおけるパターン2に相当する部分と(IF⇒m, $T_\text{service}$⇒$\tau_\text{SM}$と読み替えることにより)正確に一致します。

図%%.2
図312.2 1st edition規格第1式

なおISO規格では、数値の小数点を,(カンマ)で表すフランス式の記法で書かれていることに注意します。以下はWikipediaより。

小数点表記の、国家や言語による差異は重大な誤解が危惧されるので、国際標準を策定するISOやIECなどは、英語を含む全ての言語表記でフランス式を統一的に用いると定めている。


左矢前のブログ 次のブログ右矢