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Fault treeの自動生成 (6) |
RBD
順に手法1, 手法2, 手法3とFTを自動生成させます。入力はRBD(Reliability Block Diagram)です。まず冗長系EPSの2nd SM無しのモデル(手法1)を作成させます。
このMCSをとると、上流に関してチャネル1側とチャネル2側の個々の組み合わせが6x6=36通り、下流も同様に2x2=4通り、計40通りとなることが分かります。従ってあらかじめexcelにより正解値を求めておくと、図916.2のように、頂上侵害確率は3.385E-03、PMHFは225.7 [FIT]となります。
見方の例として、図の左上のSC1(チャネル1側エレメント)とSC2(チャネル2側エレメント)のペアを取ります。SC1とSC2において、それぞれ故障率は1000[FIT]、車両寿命間の不信頼度確率は1.489x10^-2、それらの積は2.217x10^-4となります。それらの40個の積項の和が頂上事象侵害確率であり、3.385x10^-3です。それを車両寿命で割るとPMHFが225.7[FIT]と算出できます。
このexcelによる結果を、検証のために正解値として保持しておきます。