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Pongと強化学習 (96) |
例えばシリアル通信から来る、ジョイスティックを右に倒した事象をスイッチに見せかけるような回路を作成してください。
FPGAでUARTを介して特定のコマンドを受け取り、それをジョイスティックの動作に見せかけるようなスイッチ動作をエミュレートする回路を設計するためには、いくつかのステップが必要です。ここでは、Bluespec SystemVerilog (BSV) を使用してそのようなモジュールを設計する方法について説明します。
ステップ 1: UARTインターフェースの設定
まず、FPGAに既に設計されているUARTインターフェースを使用して、シリアルデータを受け取る必要があります。このUARTモジュールは、受信したデータを内部バスや処理モジュールに渡す役割を担います。
ステップ 2: コマンド解析ロジックの作成
受け取ったデータ(コマンド)を解析し、それが「右」や他のジョイスティックの動きに対応するコマンドであるかを判断するロジックを作成します。
ステップ 3: スイッチエミュレーションモジュールの設計
コマンドに基づいて、ジョイスティックのスイッチが操作されたかのような信号を生成するモジュールを設計します。このモジュールは、外部デバイスや他のFPGA内モジュールがジョイスティック入力として解釈できるような信号を出力します。
サンプルコード (Bluespec SystemVerilog)
以下は、これらのステップを実装するための基本的なBSVモジュールの例です。この例では、単純なコマンド解析とスイッチエミュレーションを示しています。
import GetPut::*; // Get, Put インターフェースを利用
// UARTからのデータを受け取るモジュール
module mkUART_Receiver(Ifc_UART);
// UARTのデータ受信関連のロジック
// ...
rule receive_data;
// UARTからデータを受け取る
let cmd = uart.receive();
// コマンドが「右」の場合、関連するアクションを実行
if (cmd == "右") {
// スイッチエミュレーション信号を生成
joystickRightAction();
}
endrule
method void joystickRightAction();
// ジョイスティックの「右」動作に対応する信号を出力
// ...
endmethod
endmodule
ステップ 4: テストとシミュレーション
設計したモジュールの動作を検証するために、シミュレーションを行い、さまざまなコマンドが適切に解析され、期待通りのスイッチ動作がエミュレートされるかを確認します。
この基本的なフレームワークを参考にして、より複雑なジョイスティックのエミュレーションや他の機能を拡張することができます。必要に応じて、エラー処理やその他のロバストな機能を追加してください。
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