7 |
RAMS 2025での論文発表と最優秀論文賞の受賞 |
![図%%.1](/images/fig883-1.png)
過去記事に記載のとおり、RAMS 2025は、2025年1月27日から30日まで、米国フロリダ州ミラマービーチのヒルトンサンデスティンホテルで開催されました。弊社代表は2日目に論文発表を行いました。
![図%%.2](/images/fig945-2.png)
本論文のタイトルは、"Point Unavailability and its Density Processes with Periodic Inspections in ISO 26262"です。邦題は「ISO 26262における定期検査を伴う点不稼働度とその密度過程」となります。
弊社が2020年のRAMSで提案したPMHFは、不稼働度または不稼働密度関数により定義されます。当時は定期検査の診断率をアーキテクチャ依存の定数と仮定し、不稼働度を導出しました。当時はこれを近似式と認識しており、今回診断率を条件付き確率に変更し、不稼働度の厳密式を導出しました。さらに誤差評価を行った結果、ASIL-Bの条件において両者にはほとんど差が無いことが分かりました。
また、弊社代表の、昨年2024年の論文がAlfred Stevens/Henry Hartt最優秀論文賞を受賞し、バンケットにおいて小切手500ドルが授与されました。これは今回新設された賞で、本論文がISO 26262規格の誤りを明らかにしたことが評価されたものです。
![図%%.2](/images/fig945-3.png)
Leave a Comment