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FM-7 Z80カードの調査 |
FM-7のZ80カード
FM-7のZ80カードは基本的にはFM-8のZ80カードの継承ですが、数点の改良があります。

- 高速化
- DRAMリフレッシュ方式の変更
- ライト時のデータバス衝突の解消
- 切り替え時のDRAM RASプリチャージタイム不足の解消
高速化
FM-8のZ80が2.4MHz動作だったのに比べて、FM-7本体の高速化に合わせてZ80Aを採用し、4MHz動作になっています。ただしM1サイクルが通常のメモリリードライトサイクルに比べて厳しいため、ウエイトをかけています。なお、タイムチャートはここのオンラインツールで作成しました。

$\overline{\text{RFSH}}$リフレッシュ
M1で重要なのが*REFCKの生成です。前稿でリフレッシュタイミングを示しまたが、Z80でも同様に出力する必要があります。DRAMのタイミング要求に合うように、MREQからリフレッシュ時のみを取り出し(M18.10)、前縁を削り*REFCKとして出力しています。
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