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故障分類とフローチャート (8) |
- 箱(k)において、Part5のフローチャートでもあった、IFとSMの切り分けを行います。ただしいずれかの選択ではなく、割合を聞いています。SMを取り除いた場合に、どれだけの割合が直接VSGとなる可能性があるかという問いです。VSG可能性あり(potential)の場合は下に移動します。一方、VSG可能性無し(no potential)の場合は右に移動します。
下の箱(l)では、VSG可能性の割合$F_{FMi,PVSG}$を掛けて、VSG可能性の有る故障率$\lambda_{FMi,PVSG}$とします。 $$ \lambda_{FMi,PVSG}=F_{FMi,PVSG}\lambda_{FMi,nS}\tag{l} $$
右の箱(ae)では、VSG可能性の無い割合$1-F_{FMi,PVSG}$を掛けて、VSG可能性の無い故障率$\lambda_{FMi,MPF,primary}$とします。$\dagger$ $$ \lambda_{FMi,MPF,primary}=(1-F_{FMi,PVSG})\lambda_{FMi,nS}\tag{ae} $$
次の菱形(m)ではSMの有無を判定します。これは有無の選択なので、SMが無い場合(no)は左に移動します。
左の箱(n)ではSMが無い場合の故障率は$\lambda_{FMi,SPF}$と名付けられ、下に移動し、下の箱(o)でSingle Point Fault故障率として分類されます。 $$ \lambda_{FMi,SPF}=\lambda_{FMi,PVSG}\tag{n, o} $$
一方、菱形(m)でSMが有る場合(Yes)には箱(p)に移動します。
$\dagger$primary MPFもsecondary MPFも加え合わせるので、識別の必要は特にありませんが、SMのレイテントフォールト候補をprimary MPFと呼び、IFのレイテントフォールト候補をsecondary MPFと呼ぶようです。なぜここの箱の故障率がprimaryかと言えば、通常レイテントフォールト候補となる故障率はSMの故障だからだと推測します。
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