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規格第2版のPMHF式の疑問(9)

posted by sakurai on April 14, 2022 #473

パターン3, 4

パターン3, 4は計算をするまでもなく、IFとSMの修理性を逆にすれば結果は明らかで、パターン3は1から、パターン4は2から求められます。ただし、パターン1と異なり、パターン3にはSM1によって緩和されない場合は含まないと書かれています。言うまでも無く、IFのフォールトがSM1によって緩和されない場合はRFとなり、DPFとならないためです。

  • Pattern 3: IF⇒SM1の順にフォールトが発生し、IFのフォールトはSM1によって緩和されるが通知されない。フォールトの暴露時間は、最悪の場合の暴露時間である車両寿命となる。
  • Pattern 4: IF⇒SM1の順にフォールトが発生し、IFのフォールトは、SM1によって緩和され通知される。フォールトの暴露時間は、運転手が修理のために車両を持ち込むのに必要な予想される時間。

パターン3及び4の、計算結果式のみを以下に示します。 $$ M_\text{PMHF,P3} =\frac{1}{2}\lambda_\text{IF,DPF,lat}\lambda_\text{SM,DPF}T_\text{lifetime} \tag{473.1} $$ $$ M_\text{PMHF,P4} =\frac{1}{2}\lambda_\text{IF,DPF,det}\lambda_\text{SM,DPF}T_\text{service} \tag{473.2} $$

結論

弊社での計算結果、規格第2版PMHF式はパターン1, 3は結果は正しく(修理性の前提は誤っていますが)、パターン2, 4は前提も結果も誤っていることが確認できました。 図473.1に2nd editionの式を示します。

図%%.1
図473.1 2nd Edition PMHF式

まとめとして以下にパターン1~4として(470.2), (472.2), (473.1), (473.2)の総和を示します。 $$ \begin{eqnarray} M_\text{PMHF,DPF} &=&\frac{1}{2}\lambda_\text{SM,DPF,lat}\lambda_\text{IF,DPF}T_\text{lifetime}\qquad\qquad\text{Pattern 1}\\ &+&\frac{1}{2}\lambda_\text{SM,DPF,det}\lambda_\text{IF,DPF}T_\text{service}\qquad\qquad\text{Pattern 2}\\ &+&\frac{1}{2}\lambda_\text{IF,DPF,lat}\lambda_\text{SM,DPF}T_\text{lifetime}\qquad\qquad\text{Pattern 3}\\ &+&\frac{1}{2}\lambda_\text{IF,DPF,det}\lambda_\text{SM,DPF}T_\text{service}\qquad\qquad\text{Pattern 4} \end{eqnarray} \tag{473.3} $$

ただし、両方ともIFまたはSMの片方が非修理系という誤った(?)前提に立っている式となります。本来の2nd editionの式は、IFもSMも修理系であると考えます。これは記事#313等で指摘済みの事項です。

なお、本稿はRAMS 2024に投稿予定のため一部を秘匿していますが、論文公開後の2024年2月頃に開示予定です。


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