Article #922

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posted by sakurai on January 6, 2025 #922

Method 3のRBD

次に冗長系EPSの2nd SMありのモデル(手法3)を作成させます。RBDはMethod 2と同じです。

MARDを取得する前にあらかじめExcelにより正解値を求めておくと、図922.2のように頂上侵害確率は8.425e-4、PMHFは再度増加し56.2[FIT]となります。ただしこれは$\tau=3,420 [H]$のときであり、論文では$\tau=1 [H]$のようなので、その場合は頂上侵害確率やPMHFはMethod 2とほぼ同じ値となります。

このように、定期検査周期である$\tau$がある程度大きい場合にはPMHFに大きな影響を与えます。とは言えそれはこの例のように、冗長構成を取り残余故障率が低い場合に限られます。

ここで、過去記事において$\tau=3,420 [H]$としましたが、実は$\tau=24\cdot30\cdot6\approx4,320 [H]$の誤りでした。これは仮に定期検査周期を半年にしたためです。

図%%.2
図922.2 Method 3の正解値

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