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Detectabilityの違い |
$K_\text{IF,det}$の意味
ここで、$K_\text{IF,det}$の意味を考えてみます。
$K_\text{IF,det}=0$の時
1st SMがIFのフォールトをVSGから$K_\text{IF,RF}$分だけpreventしているにも関わらず、1st SMの機能はIFのフォールトを検出しない場合。すなわち、1st SMはIF代替機能を持つはずであり、これは冗長構成と呼ばれる。冗長の場合は$K_\text{IF,RF}=1$となる。従って、$K_\text{IF,det}=0$かつ$K_\text{IF,RF}=1$。
規格1st editionではこの場合は考慮されていなかったが、2nd editionで考慮されることになった。$K_\text{IF,det}=1$の時
1st SMがIFのフォールトをVSGから$K_\text{IF,RF}$分だけpreventしており、1st SMの機能はIFのフォールトを検出する場合。その検出率は$K_\text{IF,RF}$であり、すなわち、1st SMはIF代替機能を持たない。
1st SMがフォールト検出機能を持つため、IFの2nd SMは不要($K_\text{IF,MPF}=0$)。一方、1st SMに対しては2nd SMが必要。これは規格の構造図、すなわち「1st SMがSM1であり2nd SMがSM2である図」に一致する。
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