6 |
PMHF関連資料の渉猟 (5) |
前記部品の間接侵害フォールトに対応付けられる第3組の確率を計算するステップと、
IFの間接侵害というと$\lambda_\text{m,DPF}$でしょうか。LFに関する確率と考えれば、第3組の項目は、 $$0.5\cdot\left(\lambda_\text{sm,DPF,latent}T_\text{lifetime}+\lambda_\text{sm,DPF,detected}\tau_\text{SM}\right)$$ を指すように思われます。
前記第1組、前記第2組、および前記第3組の確率に依拠して偶発的なハードウェア故障の確率的メトリックの値を取得するステップとを含む
この後の請求項で、第1、2、3組の確率を加算し、さらに車両寿命で除算してメトリックを求めるとあるので、規格式図431.1を念頭に置いているようです。第1と第2の確率は規格式では第1項で表されます。
請求項1は、規格式図431.1を念頭に置いているようですが、それだけでは新規性が無いことは明白です。特許庁も請求項1の新規性を否定するでしょうから、その場合は従属クレームを含んだ形にして、特許範囲を狭めてくると思われます。この場合何が新規なのか、クレームからは判断がつきませんでした。