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FM-7 ROM吸出し器の設計 |
最近はPCB作成が安いので、手配線をすることなく、PCBを試作します。今回もFusionPCBに依頼しました。 基本的にGPIOにアドレスバスと制御信号の出力を行わせ、データバスをリードすることにより1バイトのデータを取得します。メインシステムはこれでOKですが、サブシステムは直接見えないため、サブCPUのプログラムをサブシステム側に送り込み、読み出すことにします。
図147.1にZ80カード端子表を示します。これは、FM-7ユーザーズマニュアルから頂きました。
全てArduinoのソフトウェアによりROMを吸い出すため、回路はArduinoボードとコネクタを配線するだけです。トライステートバッファを入れたほうが動作は確実になるかもしれません。初期状態でArduinoが勝手にポートに出力すると、FM-7内部バス競合が起きるためです。それを防ぐために、Arduinoの電源を後から入れています。
図147.3に基板図を示します。上側の長方形にArduino Mega 2560 Proを搭載します。2.54mmピッチスルーホールに基板接続用コネクタを実装し、メザニンボードとして接続します。
下側の長方形にはZ80カード用40Pコネクタを搭載します。本来はFCN-365P040/AUというコネクタを取り付けるのですが高価なので、汎用2.54mmピッチの40Pのコネクタで代用します。代用品の2.54mmピッチ40Pコネクタではコネクション不良となるため、純正の富士通 基板接続用ピンヘッダ FCN-360シリーズ 40極 2.54mm 2列 ストレート、メーカー型番 FCN-365P040-AUをオーダーしました。合わせて富士通コネクタ メタルフィット FCN-360シリーズ、メーカー型番 FCN-360A2及びネジ(M2.6x10)が必要です。この金具はハンダ付け箇所にカード挿抜力がかかり、ハンダクラック等によるコネクション不良を防止するためのものです。
FM-7 ROM吸出し器のガーバーデータです。