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ChatGPTとPMHFの問答 (4) |
ChatGPTが検出後のシナリオという誤った方向に進んだので、ヒントを与えて軌道修正させます。
人間:
2nd SMが検出した後は時間ゼロで修理されるのが規格の暗黙の仮定です。2nd SMが検出する前を考えてください。
ChatGPT: なるほど、その規格の仮定について理解しました。2nd SMが検出する前にDPFが発生するシナリオについて考えてみましょう。
2nd SMが検出できる場合でもDPFが発生する可能性があるのは、1st SM(VSG抑止のためのSM)がレイテントフォールト(潜在的な故障)となっている状態で、その後にIFのフォールトが発生するというシナリオが考えられるからです。
具体的には、1st SMがレイテントフォールトとなっている状態では、そのフォールトはまだ機能的な影響を及ぼしていないか、またはその影響がまだ検出されていない状態を指します。この状態でIFのフォールトが発生すると、1st SMはそのフォールトを抑止する能力を失っているため、VSGが発生する可能性があります。
このシナリオは、2nd SMが1st SMのフォールトを検出する前にIFのフォールトが発生するという状況を反映しています。したがって、2nd SMが検出できる場合でもDPFのシナリオが存在すると考えられます。
所感: あくまで検出後に拘るAIもいるようですが、今回ChatGPTは、素直に検出前のシナリオに移りました。
ChatGPTのような生成AIの言語モデルは、次にくる可能性の高い語を選んでいるだけだという話ですが、それ以上の思考力のようなものを、上記の問答において特に感じます。
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