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故障分類とフローチャート (7) |
次の箱(g)はセーフフォルトの判定です。ここは菱形ではなく四角の箱であり、これは単純な選択ではなく、確率的に分類します。この場合だと、どれだけの割合が安全側かを聞いています。安全側(safe)と判断された故障率は左へ移動します。一方、非安全側(not safe)と判定された故障率は、右上の箱(i)に移動します。
左の箱(h)において、安全側の割合($F_{FM,safe}$)を掛け、$\lambda_{FM,S}$と名付けられます。それがそのまま下に移動して、箱(i)でSafe fault故障率として分類されます。この故障率は分析に使用されます。 $$ \lambda_{FMi,S}=F_{FM,safe}\lambda_{FMi,SR}\tag{h, i} $$
右上の箱(j)において、非安全側の割合($1-F_{FM,safe}$)を掛け、$\lambda_{FM,nS}$と名付けられます。 $$ \lambda_{FMi,nS}=(1-F_{FM,safe})\lambda_{FMi,SR}\tag{j} $$