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グラフィックディスプレイコントローラの設計 (3) |
さて、デュアルポートメモリのB側をGDCの読み出し側として、どのようなタイミング設計をするかといえば、FIFOのスループットのつり合いが制約条件となります。
FIFOからみてGDCへの読み出し側は、40MHzクロックで、一ラインは1056クロックでした。この期間で800個のデータを読み出すことになるため、釣り合うためには、同じ期間で800個のデータを書き込めば良いことになります。従って、
40.0 x 800 / 1056 = 19.3939[MHz]
のクロックでVRAMから読み出し、FIFOに書き込めば良いことになります。
デュアルポートメモリのB側のみのブロック図を以下に示します。ブルーは任意のクロック周波数のクロックドメイン、オレンジは上記19.3939MHzのクロックドメイン、グリーンはドットクロックである40.0MHzのクロックドメインとなります。
これをVivadoブロックエディタにより作成したものを以下の図に示します。