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安全機構の効果 (2) |
前稿の議論を含めた、SMとその守るべき制約を表578.1にまとめます。
SM名称 | 時間制約 | 説明 | 制約違反時 |
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1st SM | FTTI | 1st SM (IFがVSGとなるのを抑止するためのSM)がIFのフォールトを検出し、アイテムを安全状態に遷移させるまでの許容(最大)時間間隔。 $\Rightarrow$大きいほうが設計が容易 |
1st SMが制約を守れない場合は1st SMとは主張できなくなり、そのDCは0となる。従って主機能のフォールトが起きた場合、1st SMが有ったとしてもVSGが発生する。 |
EOTTI | 1st SMがFTTIを超えて安全を担保している場合、SMの構造によってはその担保時間に限界があるものがあるが、その制約(最小)時間間隔。 $\Rightarrow$小さいほうが設計が容易 |
FTTIは守っているため1st SMとしては働きVSGは回避されるが、動作の継続が不可能になり車両の有用性が失われる。 | |
2nd SM | MPFDI | MPFを検出するための許容(最大)時間間隔。 $\Rightarrow$大きいほうが設計が容易 |
2nd SMが制約を守れない場合は2nd SMとは主張できなくなり、そのDCは0となる。従って、MPFは全てLFとなる。 |