Article #335

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posted by sakurai on November 17, 2020 #335

Pattern 3と4

Pattern 3と4は、Pattern 1と2のIFとSM1を入れ替えた形になっています。ただし、条件は微妙に異なります。

  • Pattern 3: IF⇒SM1の順にフォールトが発生し、IFのフォールトはSM1によって緩和されるが通知されない。フォールトの暴露時間は、最悪の場合の暴露時間である車両寿命となる。
  • Pattern 4: IF⇒SM1の順にフォールトが発生し、IFのフォールトは、SM1によって緩和され通知される。フォールトの暴露時間は、運転手が修理のために車両を持ち込むのに必要な予想される時間。

このように、Pattern 3も4も最初にIFにフォールトが発生し、引き続き、SM1にフォールトが発生する場合、つまりIF⇒SM1のDPFの状況を表しています。

Pattern 3と4の条件

Pattern 3と4の条件を論理式で書いてみます。まず、Pattern 3の条件であるLFを増加する条件は、2nd SMであるSM1によるIFのLFの $$ 緩和\cap \overline{通知} $$ であり、Pattern 4の条件であるLFを減少する条件は、2nd SMであるSM1によるIFのLFの $$ 緩和\cap通知 $$ です。全てをつくしていないのは、言うまでもなく、IFのフォールトが緩和されなければVSGとなるためです。Pattern 3及び4の余事象は、 $$ \overline{\left(緩和\cap\overline{通知}\right)\cup\left(緩和\cap通知\right)}=\overline{緩和} $$ であり、この場合はVSGとなり、つまりフォールトはRFとなるのでLFになりません。逆に言えば、IFのフォールトがLFとなるのは、SM1によりVSGから緩和されるときとなります。


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