Article #144

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posted by sakurai on August 9, 2019 #144

アドレスデコード及びレジスタ類を実装していきます。FM-7のI/Oの情報は参照場所にあります。メインシステムI/Oアドレスマップはその1から、サブシステムI/Oアドレスマップはその7からです。

メインシステム

FM-7メインシステムは64KbitDRAMが存在するため、フルデコードされています。

  • $FD00 R キーボードデータ bit8
  • $FD00 R キーボードデータ bit7-bit0
  • $FD02 W 割込み(IRQ)マスクレジスタ(タイマ、キーボード)
  • $FD03 R 割込み(IRQ)フラグレジスタ(タイマ、キーボード)
  • $FD04 R 割込み(FIRQ)フラグ (ブレーク、アテンション)
  • $FD05 R サブ状態 (busy)
  • $FD05 W サブ・Z80制御 (HALT, Cancel, Z80)
  • $FD37 W マルチページレジスタ (リセット時イネーブル)
  • $FD38 R パレットレジスタ0から読み出し(初期値=黒)
  • $FD38 W パレットレジスタ0へ書き込み
  • $FD39 R パレットレジスタ1から読み出し(初期値=青)
  • $FD39 W パレットレジスタ1へ書き込み
  • $FD3A R パレットレジスタ2から読み出し(初期値=赤)
  • $FD3A W パレットレジスタ2へ書き込み
  • $FD3B R パレットレジスタ3から読み出し(初期値=マゼンタ)
  • $FD3B W パレットレジスタ3へ書き込み
  • $FD3C R パレットレジスタ4から読み出し(初期値=緑)
  • $FD3C W パレットレジスタ4へ書き込み
  • $FD3D R パレットレジスタ5から読み出し(初期値=シアン)
  • $FD3D W パレットレジスタ5へ書き込み
  • $FD3E R パレットレジスタ6から読み出し(初期値=黄)
  • $FD3E W パレットレジスタ6へ書き込み
  • $FD3F R パレットレジスタ7から読み出し(初期値=白)
  • $FD3F W パレットレジスタ7へ書き込み

図144.1にメインシステムブロック図を示します。今回はアドレスデコーダとそれからアクセスされるレジスタを分離して設計しました。モジュラー化のためです。図では上方左側にアドレスデコーダ、上方右側にレジスタが配置されています。

図%%.1
図144.1 メインシステムブロック図

サブシステム

FM-7サブシステムはフルデコードされていません。

  • $D400 R キーボードデータ bit7-bit0
  • $D401 R キーボードデータ bit8
  • $D402 R キャンセルIRQ ACK
  • $D404 R メインCPUへのアテンションIRQ
  • $D408 R CRT ON
  • $D408 W CRT OFF
  • $D409 R VRAM Access Set
  • $D409 W VRAM Access Reset
  • $D40A R Ready
  • $D40A W Busy
  • $D40D R INS LED ON
  • $D40D W INS LED OFF
  • $D40E W VRAM Offset Address bit13-8
  • $D40F W VRAM Offset Address bit7-0

図144.2にサブシステムブロック図を示します。図では真ん中にアドレスデコーダとレジスタを階層ブロックにしたモジュールが配置され、その内部左側にアドレスデコーダ、右側にレジスタが配置されています。

図%%.2

図144.2 サブシステムブロック図

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