Posts Tagged with "Cmod A7"

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Cmod A7の利用 (2)

posted by sakurai on October 25, 2023 #685

Eagleライブラリの作成

同様にDC Jackを登録します。以下にその基盤図及び実体図を示します。基盤穴をグレーで塗っています。

図%%.1
図685.1 Cmod A7ボード

EAGLEでこれを登録するには基盤図をfootprintに入力する必要があり、ライブラリを次のように作成します。

(1) symbolの編集画面において、

  • 部品外形をLayer=94 Symbolsで記述。
  • 適宜論理ピンを設定。
  • textでLayer=95 Namesとして">NAME"を追加。
  • textでLayer=96 Valuesとして">VALUE"を追加。

(2) footprintの編集画面において、

  • textでLayer=25 tNamesとして">NAME"を追加。
  • textでLayer=27 tValuesとして">VALUE"を追加。
  • Layer=20 Dimensionとする。
  • Widthを0とする。
  • Gridをmmにする。
  • ラインコマンドをクリックする。
  • 入力窓に、"(x, y)"と点を打つ。

以下"(x, y)"の繰り返しで図形を描きます。"20 Dimension"は外形線ですが、外形線の囲む内部に外形線があれば、囲まれた領域が穴になるという仕様です。ただし、上図は背面から見た図なので、上面から見た図はその裏返しとなります。

さらに、表面から背面に貫通する端子を背面で+5Vと接続させるため、背面のソルダーレジストを禁止とします。そのためには

  • 禁止したい領域をLayer=30 bStopとして矩形で囲む。

(3) deviceの編集画面において、

  • Edit ⇒ Addで作成したsymbolの読み込み
  • Edit ⇒ Packageで作成したfootprintの読み込み
  • 論理ピンと物理ピン(pad)の接続
  • prefixをクリックしてJと入力 (J1, J2, としたい場合)

特にここで挙げたsymbol画面とfootprint画面からのdevice画面への読み込みが直感的ではないので注意してください。


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Cmod A7の利用

posted by sakurai on October 24, 2023 #684

Cmod A7

Cmod A7とはDigilentから販売されているArtix 7シリーズのFPGAの評価ボードで、その特長は小さくて安いことにあります。最近の世界的なインフレにより各種FPGAボードが値上がりしている中で、USD 99と最安の部類に入ります。

図%%.1
図684.1 Cmod A7ボード

小さくて安いFPGAボードですが、Arty A7-35ボードと同じFPGAを採用しているため、Space Invadersが動作するはずです。

CmodA7toPMOD

しかしながらArty A7ボードがPMODインタフェースを4個搭載しておりそのままPMOD-VGAやPMOD-Audioボードを接続できるのに対し、このボードはPMODが1個しかないため、PMODインタフェースを設計する必要があります。ただし、Ultra96と異なり端子電圧が3.3VであるためPMODと直接インタフェースでき、レベル変換ICが不要です。

そのためには変換ボード上に

  • Cmod A7ボード
  • PMODピンソケットコネクタ x 4
  • ACアダプタコネクタ(MJ-179PH)
  • 5V-3.3V電圧降下コンバータ(NJU7223F33)

等の部品を搭載する必要があります。

Eagleライブラリの作成

EAGLEでこれらを使用するにはシンボル図や基盤図をライブラリに登録する必要があります。例として電圧降下コンバータNJU7223F33の外形図を図684.2に示します。

図%%.2
図684.2 NJU7223F33外形図

このシンボルとフットプリントを作成した図を以下に示します。

図%%.3
図684.3 NJU7223F33 symbol図

図%%.4
図684.4 NJU7223F33 footprint図

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