ISO 26262とは

最近の自動車には多量の電子機器(ECU)が搭載されています。 ナビゲーションのように目に見えるものから、エンジン制御ECUのように隠れて見えないものまで。
ECUの部品の中心はマイクロコンピュータ(マイコン)等の半導体ですが、半導体は故障しやすいにもかかわらず、その数は増加する一方です。 そのため半導体の信頼性をより一層向上させなければなりませんが、18か月で倍増していくトランジスタに対して 、それを上回るスピードで信頼性を向上させ続けるのは大変困難です。 そこで、個々のトランジスタの信頼性を向上させるのではなく、システム的に信頼性を高める手段である「機能安全」(⇒Wikipedia)の考えかたが主流になってきました。
この流れを受け、2011年11月に車載電子機器向けの国際的な機能安全規格であるISO 26262(⇒Wikipedia)が、また、2018年12月には改訂版が発効しました。従って、規格発効後に開発されるECUは全てISO 26262に適合する必要があります。

ISO 26262ハードウェア領域とは

ISO 26262規格はPart 1からPart 11までの11の部分から構成されており、設計プロセスの中心は、Part 4のシステムレベル、Part 5のハードウェアレベル、Part 6のソフトウェアレベルです。FSマイクロがフォーカスするハードウェア領域とは、Part 5のハードウェアレベルとPart 10の一部の故障率に関係する部分を指します。

FSマイクロの強み

ISO 26262アセッサー(監査員)等によるセミナーが開催されていますが、参加されたお客様から「規格はなんとなく分かったが、じゃあどう設計するのか?」という声を聞くこともしばしばあります。
FSマイクロは、この現場とのギャップを解決するための、マイコン機能安全のエキスパートとしては国内唯一の会社です。FSマイクロは、ISO規格側からでなくハードウェア設計者の視点から、お客様の開発されるECUをISO 26262に準拠させるコンサルティングを実施します。
具体的なトレーニングやセミナーの内容はここから御覧下さい。

トピックス


以下は機能安全ブログからの引用であり、ブログ記事はこちら。




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ニュース

  • 2017年7月21日   夏季休業のお知らせ  
    平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。夏季の営業につきまして、下記の期間を休業とさせて頂きます。
    2017年8月14日(月)~2017年8月18日(金)
    お客様にはご不便をおかけ致しますが、ご理解を賜りますようお願い致します。
  • 2017年6月29日   ISO 26262機能安全故障率セミナー開講のご案内  
    FSマイクロ株式会社では、本年7月よりISO 26262ハードウェアセミナーを開講いたします。わかりやすく、実践で役立つ内容です。ご参加をお待ちしております。

    初・中級コース 第1期
    第1回 7月20日 木曜日 13時より17時まで(4時間) 講義中心です。
    第2回 7月27日 木曜日 13時より17時まで(4時間) 講義と演習です。 Read more...
  • 2017年6月10日   人とくるまのテクノロジー展2017名古屋セミナー開催  
    人とくるまのテクノロジー展2017名古において、6月28日11:05~11:35、第1会場にて「ISO 26262機能安全故障率計算のキーポイント」と題してセミナーを開催致します。 ISO 26262に準拠した車載コンピュータのハードウェアを設計するうえで重要な数値目標が、 アーキテクチャメトリクス(SPFM/LFM)と、PMHFです。 Read more...
  • 2017年6月9日   「人とくるまのテクノロジー展2017名古屋」に出展致します  
    FSマイクロ株式会社は人とくるまのテクノロジー展2017名古屋に出展致します。ISO 26262機能安全のハードウェアに関するセミナー開催を予定しておりますので、ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。 http://expo-nagoya.jsae.or.jp/